たまごのサイズ
鶏卵の規格として、国内で定められているのは、昭和40年2月に農林水産省が制定した「鶏卵の取引規格」です。これは、農林事務次官通達として出されており、鶏卵業界の取引に関する指導基準となっています。
基準は、卵重(パック中の鶏卵1個の重量)により、6段階に区分されており、一般にスーパー等で売られているパックに入っているラベルの色でも判断できる。
区分 | ラベル色 | 基 準 |
LL | LL | パック中の鶏卵1個の重量が70g以上、76g未満であるもの |
L | L | パック中の鶏卵1個の重量が64g以上、70g未満であるもの |
M | M | パック中の鶏卵1個の重量が58g以上、64g未満であるもの |
MS | MS | パック中の鶏卵1個の重量が52g以上、58g未満であるもの |
S | S | パック中の鶏卵1個の重量が46g以上、52g未満であるもの |
SS | SS | パック中の鶏卵1個の重量が40g以上、46g未満であるもの |
たまごのサイズの選び方
たまごの大きさは、鶏の種類や季節等のよっても違うが、鶏の年齢による影響が大きい。若い鶏は小さなたまごを産むし、採卵期間の終わり頃の鶏は大きなたまごを産む。
市販されているパック詰めのたまごは、重量により、LL、L、M、MS、S、SSの6種類に分類されている。しかし、たまご自体の大きさと卵黄の大きさは比例しない。たまごが大きくても小さくても、卵黄の重量はほとんど一定である。
よって、卵白だけを使う場合や、ほぐして使う場合にはLサイズを用い、卵黄だけを使うときには小粒のたまごを選ぶと良い。